2023/06/30 09:30


ティリーフは、ハワイでは「神聖な植物」として、土地や建物の四隅、入り口等に魔除けとして置いたり、レイを作り体にまとったりします。


ティリーフは、フラのスカートに使用されるのが有名ですが、タヒチやファイヤーナイフダンスの衣装にも使われます。


ご縁があって、ティリーフの農家を見学しに行ってきましたので、収穫の様子をシェアしていきます。




〜ティリーフ収穫〜


これ全部です。(ドラセナとかもあります)


この中から状態の良いものをカット。

炎天下の中、ハウスの中を歩くのは汗が止まりません💦


泥や虫がいたりするので、11枚丁寧に拭いていきます。


大きさを揃えて束ね、均一にカット。



農家のおじい、おばあは簡単にやってるように見えるけど、意外と難しい。

ティリーフ11枚の状態を見ながら、見極めてやっていました。



今回見学させてもらって気になることがありました。

ティリーフをカットしたと思ったら土に落とすおじい。


全部が使えるものではないそう。

市場では綺麗なティリーフが並んでるのは農家の方が選別してたから。

少しでも破れや穴、日焼けしていたりしたらそれは使わないそうです。


その使わないティリーフはどうするのか聞いたら、、、


「捨てる」



踊りでは、綺麗なものを使うことが大事なこともあったりしますが、

ちょっと見栄えが悪いから捨てられるのは。。。


でもまだ使えるじゃん。(心の声)

そこだけカットしたら使えるじゃん(心の声)



農家のおじい、おばあは誇りがあるから、質の悪いものは出荷したくないとプロ意識がすごい。


それでも交渉し、

そういったティリーフをB級品として売ってもらえることになりました。

(拭いている写真はB級品のもの)


穴や、破れ、縁の日焼けなど何かしらの理由で使わないティリーフ。

やっている作業は全く変わらないです。

さすがにボロボロで使えないものは捨てます。


日本ではティリーフが自生しているとこは少なく、触れる機会が少ないです。

これを機に生のティリーフに触れてもらえたら嬉しいです。


農家のおじいおばあは、自分達の育てたティリーフを使ってくれることがすごく嬉しいです。